「朱菜ちゃん、実はね。」


「はい?」


「亮は....」


美弥ちゃんは、悲しそうだった。


「美弥ちゃん?」


「.....復讐するつもりだったの。」


「あぁー。
やっぱり。」


なんとなくわかってた。


理由だってわかる。


「えっ?」


美弥ちゃん、吃驚しすぎだし。


「目が....
亮さんの目が、修を睨んでる目がそうだった。」


「亮って、わかりやすいかな?」


美弥ちゃんは、ため息をついた。


「どうかな?
私は、修に似てたから....」


「てかね。
気になったんだけど。
朱菜ちゃんと修くんの関係がよくわからないんだよね。」


美弥ちゃんは、興味津々。


目が、さっきとは違って爛々としてる。


「一昨日までは、叔母と甥の関係だったの。
修は、私のお兄ちゃんの子供として育てられたから。
けどね。
いろいろあって、昨日から恋人同士。」


「ふ〜ん。
なんか大変なんだね。
朱菜ちゃんって、欲しいもの全部が手に入りそうに見えたから。」