「ただいま〜」


私と修と亮さんと美弥さんは、私の家についた。


「朱菜」


お母さんが小走りで玄関に来た。


「お母さん、この彼がね。」


「うそ.....」


お母さんは、亮さんを見るなり、絶句した。


「えっと....」


私は、どうしていいかわからなかった。


「ばあちゃん。
とりあえず、あがってもらっていい?」


修は、遠慮がちに聞いた。


「えっ?
あっ!
そうね。」


私たちは、リビングに行った。


「えっ?
嘘だろ?」


今度は、お父さんが亮さんを見て吃驚した。


なんなんだろう?


「もしかして、痣があるの?」


お母さんが直で亮さんに聞いた。


亮さんは、困ったように答えた。


「はい。
これです。」


お母さんは、亮さんの痣を見るなり納得した。


「ちょっと悪いんだけど彼女、席外してもらえる?」


私たちは、お母さんの考えてることがわからなかった。


それは、ほかのみんなもみたいだ。


「お母さん、慌てすぎだぞ。
けど、仕方ないか?」


お父さんは、お母さんを軽く咎めるように言ったが、なんか納得してるみたい。