もしかして....


この前の男か?


わかんねぇ。


俺だけを好きだったならいいんだけどさ。


「朱菜ってさ。
結局、何人とつき合ったわけ?」


小さい男かもしれないけど。


仕方ないだろ?


「....6人。」


気まずそうな朱菜。


6人もか......


「じゃあ、全員とヤったわけ?」


俺的には、つき合った人数よりか気になる。


「実はね。
キスはしたけど、体の関係までには至ってないの。」

「マ、マジで?」



「うん。」


ヤバいくらいに嬉しい。


だってな。


彼氏の人数聞いたらな。


よかった。


俺、下手って言われたら立ち直れないし。


それ以前の問題みたいだし。


俺は、キツく朱菜を抱きしめた。


「これからの初めては、俺と。」


「修、忘れてる。
てか、私もだけど。
ファーストキスは、修となんだからね。」


朱菜が拗ねたように言った。


ファーストキス?


「冗談言うなって。
いつだよ。」


全く、わからない。