「朱菜....」


「うん?」


「いろいろ聞いていい?」


なんだろう?


なんか、気まずそうに聞く修。


なぜ?


「なにを?」


「か....
も....
や、やっぱいいや。」



か?


も?


なんだ?


私は、首を傾げた。


「気にしないでいい。
朱菜は、今、俺を好きだから。」


気になるし。


今?


てか、ずっとなんだけど.....


かは、過去?



もは、元彼?


やっぱいいって言ったのは、私が過去の彼氏を聞かれたら、修をヒくと思ったのかな?


「修、元彼が気になる?」


てか、全部話せるし。


消えない過去を隠し通せるわけがない。


それで、修に嫌われても仕方ない。


どんなに取り繕ったって無理でしょ?


「ま、まあね。
俺は、朱菜が初めてになるから....」


修って、彼女いなかったの?


モテるのに?


意外だわ。


それだけ、私を好きだったって事?


嬉しいんだけど。