「朱菜、好きだ。」


夕飯を食べ終わり、修が話があるというので、私の部屋に修ときた。


本当は、私が料理したから、後片付けは私がしようと思ったんだけど。


お母さんが


『私がやるから、いいわよ』


って、言われたから。


そしたら、突然言われた。


「えっ?」


私は、目をパチパチさせながら、聞き返してしまった。


だって.....


まさかでしょ?


「俺は、朱菜が好きです。」


修は、もう一度言ってくれた。


やっぱ、聞き間違いじゃない。


てっきり、都合のいい幻聴?


かと思った。


私、修が大好きだから。


けど。


修の真剣な眼差し。


私は、目が合ってから、視線がそらせない。


だって、視線をそらす方のが、怖かいって感じだった。


私は、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。


そして。


私は、修に素直な気持ちを言った。


「私も修が好き。」


修が、私の気持ちを聞くと吃驚したように目を見開いた。


けど、すぐに笑顔になった。


嬉しい。