「…重ッ…」




何個も何個もカゴにいれるうちに

翼の顔がしかめる




「あの…不便なら手離しても…」




「…離したい?」




いやいや別に離したいとか離したくないとか

じゃなくて…ッッ





「…そうじゃなくて…ッンッ」







「…いいの。俺が離したくねぇーから」





…え



唇が触れる





「ちょっと…ッ」




「なんだよ、またされたいわけ?」






…ッ

いじわるな笑顔を浮かべる翼



…悔しいけど…

嫌じゃない