あたしとあかりはその光景を見て唖然としていた。 ・・・いや、あかりは怯えていたのかな? あたしはとにかく、銀のメッシュ髪の男の目が気になった。 なぜあいつは、あんなにも冷たい目をしているんだろう。 あたしはそう思った。 「ね、ねえ。真琴。あれ、やばくない?」 あかりは少し声を震わせながらあたしに言った。 「うーん、そだね。まあ、このへん少し治安悪いしねえ」 あたしは別に怖いともなんとも思わない。 ・・・・・あたしもあーゆう事を平気で出来る人間だから。