「う、うるせーな。早く走り行くんだろっ、ほら、準備しろよ」 あたしは照れを隠すために話を変えた。 「うわー、真琴が照れてるー」 「うるせーよ、清吾。」 「きゃー、真琴チャンこわーいっ」 清吾に殺意が芽生えた。 「殺す」 「うおっ!真琴ストップ!ごめんって!」 清吾が急いであたしに謝る。 「じゃ、真琴チャン行こうか。バイクはダメだよ、車ね」 ・・・春がもとに戻ってる 良かった。 春に喧嘩売るのはやめよう。 うん、絶対しちゃいけないと思った。