「ねえ、今日さ、放課後一緒に買い物行かない?」 あかりがめずらしく買い物に誘ってきた。 「ん、いいよ」 「ほんと?良かったあ、いやね、彼氏の誕生日近くてさ、真琴がいると助かる」 というあかりは 今ものっすごい可愛い顔をしている。 「つか、真琴は彼氏作らないの?」 突然のあかりの質問に少し驚いた。 ・・・・・・彼氏ねえ。 「興味ない」 そう応えておいた。 だって、ほんとに興味がない。 あいつの存在もあるし、 なにより、あたしより強い男なんてそうそういないから。