やだっ。 あたし3人の前で泣いちゃったよ。 3人とも変な目であたしの事見てやがるし。 「あ、ごめん。ちょっと、思い出し泣き?」 あははと笑ってごまかすあたし。 「真琴ちゃ「でもごめん。あたし、この話あんまりしたくないんだ。」 春が何か言おうとしたが、あたしはそれを遮って正直な気持ちを伝えた。 「・・・・分かった。」 蓮也はあたしを見つめながらそう言った。 「でも、これだけは言わせてくれ。」 「なに?」 「真琴、お前、麒琉に入らないか?」 それは思ってもみない蓮也の言葉だった。