あたしはのそのそと学校へ行く用意をした。 入学早々、学校へ行くのがだるくなったあたしは 授業をサボりまくった。 だけど、担任から呼び出され 『お前このままだと留年だぞ』 との一言。 さすがに留年はヤバイと思ったあたしは、 つい最近からしぶしぶ学校へと行き出した。 あまり着なかった真新しい制服に身を包み、少し着くずして髪型を整えた。 腰まで伸びた長い髪を梳かしながらちらっと時計を見た。 「やば、もう時間じゃん」 そしてあたしは家を出た。