「――で、でも。あたしはもう、ここにはいられない。蓮也の考え通り、あたしはあんた達から離れなきゃならない。あたしの存在は・・・・知られちゃいけないんだよ」 「なぜだ?覇滅はもう潰した。なのに、まだ何かに知られちゃいけないような事があるのか?」 ―――――そう、覇滅は倒した。 だけど・・・・・ 覇滅よりも、もっと厄介なものがあるんだよ・・・。 あたしはそこから逃げてきた。 自分の 家柄からね・・・・。