いつも石崎と奥寺は西山悠司の側にいる。 可愛げな悠司と違い、二人はガタイがでっけぇ奴だ。 「あ!梢チャンだ~」 「うわっ…。」 何だなんだ!? あたしは今後ろから抱き付かれてる状態だ。 有り得ねぇ~…。 「離して…。」 「え~ヤダ~」 離せよコラ…。 いい加減離さねぇと殴るぞ。 「あ゙~西山ぁ゙~」 「なんだようるさいな…北原…。」 「梢チャンから離れろ~」 諦めたようにあたしの右隣りの席に着いた悠司。 「梢チャン大丈夫!?」 こいつは北原旭か…。