「で、殺るのか?」

「アンタを倒したらT校は俺の支配下。」

「良いだろう。ついでに朱雀の総長の座もやる。」

「おもしれぇ。殺ってやるよ。」



ま、あたしに敵うはずがないじゃないか。



あたしをナメんなよ。



「雫、お前総長の座かけて良いのかよ。」

「あたしが負けるとでも?」

「まぁ…負けないだろうけどさ…。」

「まぁ見てろって。」



あたしが戦う所なんか滅多に見られないんだぞ。



―――



「で、どう戦う?」



あたし達は凌の言っていた空き地にきた。



戦うには最適な場所だった。