えっ……? この声は…。 「……梢………。」 そう梢だ。 「えっ?梢ちゃん!?」 「なんで!?」 「梢ちゃん!!」 「梢~~!」 凌や悠司、旭や美月ちゃんの声。 嘘っ…。 梢が帰って来たんだ…。 どうにも出来ない状況。 「雫…。」 梢があたしを見た。 するとみんなの視線もあたしにくる訳で…。 「…雫…ごめんなさい…。」 梢が謝ってくるけど、あたしの頭はついていかない。 だからあたしは馬鹿なんだって…。