「お邪魔しま…す…。」 家の中は結構な広さだ。 すると中から女の人が出てきた。 「凌、お客さん?」 誰だ? 「あぁ。これ俺の母親。」 あたしの心を見透かすように凌が答えた。 うそっ…? この人が母親!? 「似てねぇな!」 「だろ?俺全部親父に似たからな。」 「ちょっと凌!!それあたしに失礼よ!!」 凌の母ちゃん…何か普通に反発するんだな。 「愁ちゃんはそんなに性格捻くれて綯い!!」 「でも俺馬鹿じゃねぇし。」 凌の母ちゃん馬鹿なんだ…。