もうヤダ…。



バックれてぇ!!



「雫さん、車出しましょうか?」

「いい…。親にバレたらうぜぇから…。」



こんな生活うんざりだよ。



「…じゃあな。」

「「…………」」



あたしのやる気なさげな声。



それに反応する野郎ども。



もう何も力残ってねぇ。



喧嘩する力なら有り余ってんのによぉ…。



「あ゙~!あぢぃ!!」



まだまだ暑いな夏は。



早くクーラーが効いてる家に帰ろ…。



でもこんな時に限って、絡まれるんだよな…。



「おい!!」



こんな風に。