『じゃぁそろそろお開きーっ』
桜井さんの一言で,クリスマスパーティーは終わった。
『…どうしよう……』
クリパのあとは
あたしのマンションに
呼ぼうと思ってたのに。
勇人酔って潰れてる…
『これ,連れて帰れる…?』
あ。
遠山さん。
『…無理かもですね泣』
『だよね。俺,送ったげるよ』
『いいんですか?!』
『うん。俺飲んでないから,きにしないで』
初めて乗る,遠山さんの車。
てゆか,謙ちゃん以外の男の人の車に乗るの久しぶりかも。
『勇人,凄いよね』
遠山さんが口を開く。
『え?何がですか?』
『成績。俺なんか同期なのにこんなだし。チームは俺みたいな育成より勇人っていう高卒ルーキーの方が実力あるって判断したんだよな』
言葉につまる。
こんなとき,何て言えばいいんだろう…。
『まぁ実際勇人が上だから仕方ないかなっ』
『遠山さん…』
『俺は俺なりに,頑張ってこうと思ってるよ。勇人,俺にとっていい刺激になるんだ』
『あたし,遠山さんのこと応援します!!』
『はは,勇人に怒られるよ。でも…,ありがとね。この辺でいい?』
遠山さんは車を止めた。


