母さんが入院してから、一年が経った。 俺が学校で授業をしていたとき。 「一ノ瀬くん。お母様の様態が急変したそうよ。早く病院に行きなさい!」 「……はい。」 俺が校長先生の車で病院に行ったらもう手遅れだった。