俺は、どのくらいの間眠っていたのだろう……。 ズキズキと痛む頭を押さえながら、 周りを見渡す。 大部屋なのに、誰もいないみたいだ。 隣のベットに目を向ける。 ここには…誰かいるのか? シーツや周りにあるものから、判断した。 そして、ネームプレートに目を移した。 “佐藤俊也” そう書いてあるネームプレートを見つめ ため息をついた