「あたしが、剛史くんを好き?」 「だ、だって…今、告ってたんじゃ…?」 佐藤は首をかしげている。 「夏恋ちゃんは、俺にお前のこと聞いてただけだよ。 お前ら、じれったいんだよっ!」 剛史は、そう笑いながら教室を出て行った。