「佐藤!!!!」 今度は 俺のデカイ声。 佐藤が振り向く。 ん?と。 「あああ、あのさ! 放課後、部活が終わるの待っててもいいかな?」 「え…?でも、裕輝くん…バスケ部あるよね?」 「あ゛……」 「あたし、今日早く終わるし……」 断られる…! 「あたしが待ってるね☆」 そう笑顔で言った。 「じゃあね~」 そう手を振って、 教室に戻って行った。