「嘘!涙が出そうじゃない……………。でも先輩。ありがとう。いっぱい気をつかわせちゃったよね。ありがとう。」

『また出直すから、いつでも別れたりしたら来いよ。』

う〜、先輩。泣きそう。 

「ありがとう。じゃあ、そろそろ入場門に行くね。」

私は、泣きそうだったから、先輩の返事も聞かないで走った。