「ヒ~ナ~タ~!」 どこかで真木ヒナタを探す声が屋敷に響く。 「やべっ!」 真木ヒナタが、私の後ろに隠れる。 廊下の先から組長が、こちらに走ってくるのが見えた。 組長の顔は・・・・真っ黒に塗りつぶされていた。 「・・・・組長・・・そのお顔は?」 執事が、組長に尋ねた。 「・・・朝、起きたら、こうなってた・・・。」 組長は、悲しそうにつぶやく。 「・・・マックロクロスケ。」 真木ヒナタが、うれしそうに私の後ろでつぶやく。