「何?」



「それ、世界的に有名な感動アニメだぞ?」



「・・・俺が・・・ポチに騙された・・・?」



思わず、崩れ落ちる真木ヒナタ。



「・・・落ちたな、ヒナタ・・・」



馬鹿にした笑いを浮かべ、真木ヒナタの肩を叩く組長。



真木ヒナタは、ゆっくりと背中に手を入れると、拳銃を取り出した。



「・・・ヒナタ?それは、ちょっとまずくない?」



組長が、血走った目の真木ヒナタに恐る恐る声をかける。



「・・・大丈夫だよ。これは、エアガンだから。」



不気味な笑みを浮かべる真木ヒナタ。



「まぁ、・・・それなら、撃たれても死なないから大丈夫か・・・」



少し安心したような表情の組長。