「・・・・俺も、勝負に入りいたんですけど・・・」
「サブさんは、どうして勝負に入りたいんですか?」
少し驚いた様子の執事。
「えっ・・・だって、これに勝ったら小夜にお願い聞いてもらえるんでしょ?・・・だから、俺も・・・」
サブが、顔を真っ赤に染めながら、下を向いてつぶやく。
「・・・あの~・・・いつから、私が、お願い聞くって勝負に変わったんですか?」
私が、サブに話しかける。
「え!違うの?・・・真木さんと執事さんの話聞いていたら、そういうことかと思って・・・」
「よし!それでいこう!!」
真木ヒナタが、サブの意見に賛成した。
「ヒナタさん・・・いくらなんでもそれは、小夜さんに失礼ですよ。」
執事が反対する。
(さすが、龍一さん!)
私は、心の中でつぶやき、執事を見る。
私の目の中では、執事が光輝いてみえた。


