「・・・これで、私の小夜さんで文句ありませんね。・・・ヒナタさん。」
執事が立ち上がり、真木ヒナタを見下ろす。
勝負は、圧倒的に執事の圧勝。
「・・・・よし!これでどんなものか大体わかったぞ!・・・ん?何、龍一立ってんだ?練習終わったんだから、さっさと勝負しようぜ?」
真木ヒナタをあきれてみる私とサブと執事。
「・・・・あれ?もう1回やると負けちゃうとか?まぐれだったんだ・・・今の?」
真木ヒナタが、微妙に執事に聞こえるか聞こえないか程度の声でつぶやく。
「・・・しょうがないですね。ただ、これが最後ですよ?」
執事が、真木ヒナタを見る。
「当たり前じゃないか!勝負は、1回きりさ!!」
真木ヒナタが、立ち上がり宣言する。
(・・・・・・・・・・・・2回目をさせてる人が、よくもまぁ~臆面もなく・・・)
私は、本気で真木ヒナタの性格にあきれた。
「あ、あの・・・」
「何ですか、サブさん?」
いきなり声をだしたサブを執事が見る。


