「それじゃ、組長の好きな和食って何?」 熊さんにたずねる私。 「・・・・・・・大和・・・・何でも食べる・・・・」 「熊さん・・・それじゃ、ダメなの。組長が、熊さんに絶対に作ってくれって言った物はないの?」 真剣な表情の私。 「・・・・・あっ・・・・・あった。」 「それは何?」 「味噌汁・・・・・大和・・・・絶対作れ・・・言った。」 「味噌汁ね!」 熊さんに確認を取る私。 熊さんは、私の言葉にうなずく。