やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】



「・・・そうですね。」



私は、真木ヒナタとレナをおいて次の華道へと執事と一緒に向った。




華道をする部屋に入ると、すでにその部屋には、組長と熊さんがいた。



「何をしてらっしゃるのですか、組長?」



組長にゆっくりと詰め寄る執事。



「ちょ、ちょ、ちょっと待てよ、龍一。今日は、華道の先生を口説きにきたわけじゃないんだよ。く、く、熊の奴がどうしても、華道がやりたいっていうから。」



必死の形相で詰め寄る執事に説明する組長。



「言う事にかいて、熊さんまで連れ出すとは!」



さらに怒りの度合いが増す執事。



「だから、違うんだって。熊の手元見ろよ。」



組長に言われ、熊さんの手元を見る執事。