ボカァッ! サブが、いきなり執事に殴られて道路に転がる。 「サブさん、あなた、私の言ったこと覚えてますか?」 冷たい視線の執事が、道路に倒れたサブを見下ろす。 「・・・はい。小夜を守ることです。」 サブが、痛そうに頭を振りながら、立ち上がる。 「あなた、小夜さんと離れていて守れるのですか?」 「いえ・・・守れません。」 「だったら、何で小夜さんにずっとついておかないのですか?」 「・・・・すいません。」 悔しそうにサブは、下を向いている。