やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】


「小夜・・・責任とれよ。」



真木ヒナタが私を見る。



「責任・・・ですか?」



私は、しばらく明るく騒ぐ組長を見ていた。





「それじゃ、帰りましょうか。」



執事が、雑居ビルの前の道路で私に声をかける。



「あの~・・・いいんですか?」



私は、雑居ビル内のことをどうするのか不安に思い、執事を見る。