「美並・・・35年間男として、とっても大事なものを守り続けてきた俺には、14歳のガキンチョの魅力にはなびかないぞ。」


 しかも、若干聞いてる!


 筋肉先生、危ない大人だ!


「いいから!贅肉早くしてくれ!」


「斉藤・・・お前、終いには鉄拳制裁食らわすぞ。」


 先生、それは体罰です。


「お前たちはホントに・・・とりあえず、斉藤雄二、山崎祐太、美並楓、カルラ=マルガリータ。」


「はい


「はい」


「はい」


「YES!」


 美並、その返事違う上に、カルラがきちんとハイと返事している時点で、とても寒いよ。


「おめでとう。お前たちは晴れて、2年Sクラスだ。」


 ・・・・・・・・・・・は?


「やった~!!」


「おっしゃあ!」


「・・・・・至極当然。」


 筋肉先生の言葉を聞いて、飛び上がるほど喜ぶ三人(カルラは、薄ら笑いを浮かべただけだったけど。)


 しかし、それを聞いて僕はというと・・・。


「ウソでしょ~!!」


 悲痛の叫び声を挙げていた。