「おぅ、お前たち遅かったな。」


 そんな会話を続けていると、いつの間に到着したのか、目の前にジャージ姿がまぶしいスポーツ刈りした大人が待っていた。


「おはようございます。筋肉先生。」


「おっす、筋肉。」


「・・・おはようございます。神林先生。」


「うぃ~っす、贅肉。」


「斉藤、後でグランド三週な。」


「なぜ、俺だけ!?」


 自業自得です。


「カルラ意外の二人は、一周でいいぞ。」


 なぜに!?


「納得できません!きちんと筋肉先生って呼んだじゃないですか!?」


「むしろ、お前がそれで、きちんと俺のことを呼んだつもりでいることに、ビックリだ。」


「もう、筋肉、細かいことは気にするなや。それより、クラス替え、クラス替え~。」


 美並が先生に擦り寄る。


 おぉ、あの豊満な胸で先生を誘惑しているぞ。


 コレは、俗に言う、不純性交友ってやつじゃないのか!?(※違います。)