やった、やったんだ!やったで~!!!!
ホムラ、サバンナの大地に、一旦着陸。
美並は足元から崩れ去る。
そして、次の瞬間。
「うわあああああん」
美並は、大声で泣き出してしまった。
緊張で張り詰めていた糸が、ここに来て、切れてしまったのだ。
「美並・・・」
「美並さん・・・。」
「怖かった・・・怖かったよ~・・・。」
あふれ出した涙は止まらない。
中2にもなって、人前で泣き出すなんて情けないと思う。
でも、怖かったんだ。本当に怖かったんだよ~。
「お疲れさま、副艦長。」
そんな美並を佐倉と花子は、笑うことなく、余計な言葉をかけることなく、美並が泣き止むまで、ずっと傍に寄り添っていてくれた。