「よぉ、みんな揃ったな。さすがに、今日欠席する馬鹿者はいないな。」


 入ってきたのは、神林先・・・もとい、筋肉先生。


 プロレスと野球とサッカーとバレー・・・とにかくスポーツ全般を愛してやまない体育教師である。


 ちなみに、先生不足の時は科学と数学も兼任している。


 ある意味、心底化け物教師である。


「はい!先生!うち砲撃手やりたいです!」


「・・・・・・まだ、何も言ってないのに、いきなり叫ぶな美並。」


「もちろん、私が学級委員長・・・艦長に決まっていますわよね?」


「・・・・・・・・・私はオペレーターがいい・・・・・」


「お、だったら、俺は操舵手がいいな。」


「え~操舵手は女の子でしょ?」


「俺、俺はプログラマー!」


「だったら、私、ニンジャになるわ。」


「だったら、俺は総理大臣だ!」


 美並の一言で騒ぎ出す教室内。


「黙れ、お前ら!それと、ニンジャと総理大臣はワケ分からない!さらに言うなら、カルラ、お前にオペレーターは無理だ!」


「・・・・・・残念、だったら、ニンジャか総理大臣になる。」


「・・・究極の二択だな。」


 ですよねぇ~