『公開決闘』参加者は、総勢四百五十二人。

 その内四分の三が軍・騎士団等、決闘に置いての技・魔力に優れた者だ。

 七日間の日程で行われるそれは、先ず一日・二日・三日目に予選。

 そこで約五分の四が落とされる。

 四日目から本選が始まり、七日目が決勝。

 ここでは銃など、飛び道具系統は禁止されている。

 だが、魔法関連は本選から良しとされている。

 魔力を使う者は、軍の関係者に多い。

 あまり魔力の強くない騎士団の人間は、軍関係者と当たるのを嫌がる。

 しかし、過去のデータから見ると決闘の勝者は騎士団の人間の方が断然多い。