「これ、お前だろ」 「俺以外に誰だっつーんだよ」 ……シラを切るつもりは無いらしい。 「で?」 「『で?』……って……?」 質問に質問で返したら、不機嫌そうに睨まれてしまった。 「何か用事があるから、汗だくになってまでここに来たんだろ? 何の用だって聞いてんだよ」 「ただ……」 「ただ?」 ほんとうに、唯単に、気になっただけで。