商店街を通り抜けると、さっきまでは真っ白な雲が浮かんでた空が、どんより灰色に変わっていた。 時々、ゴロゴロと空が唸ったかと思うと、ドッカーンと爆弾みたいな雷が落ちた。 「きゃーーーっ!!」 愛ちゃんは突然、ぼくの手を引いて走り出したのだ。 「愛ちゃん、どこ行くの!?」 ぼくは叫ぶのに、耳をふさいでいる愛ちゃんには聞こえてなかった。