La chose qui l'a perdu~失ったもの~

「滅却の刃」

セグの背後からルノンの声がしたと同時に

セグの真横を何かが通った

ザシュッ

『グァァァァァァァ………』

「な………」

それは怪物に当たったようで

化け物は砂になった

「まったく、なんですぐこいつから剣を抜いたんですか?」

ルノンは怪物の傍まで行き砂の中からナイフを取り出した

「な、なんでって言われてもなぁ……」

「……まぁ、いいです」

黙りこむセグを少し見た後

ルノンは歩き始めた

「あ、おい!」

セグはルノンを追いかけていった