La chose qui l'a perdu~失ったもの~

「私は『ルノン』、あるものを探して旅をしています」

ルノンは無表情で答えた

「・・・どうしてあそこに倒れていた?」

セグはルノンに問う

「丸三日、何も食べていなかったもので・・・空腹のあまり倒れてしまいました」

ルノンはお腹を押さえて答えた

「・・・何か持ってきてやる、待ってろ」

セグはそう言って

部屋から出て行った