大好きなメーカーで、大好きな仕事をさせて貰う毎日は楽しすぎた。
大変だったのも事実だけど、でもそんな事が吹っ飛ぶくらいに。
きっと私にとってココは、天職だったと思う・・・
「申し上げたとおり、私は有給消化は必要ありません。
ギリギリまでは頑張りたいので…。
それまではビシバシ使ってください!」
「あぁ、そうさせて貰うよ。
・・・頑張れよ?」
「っ、はい、ありがとうございます」
部長のさり気ない一言が、それからの1ヶ月間を奮い立たせてくれた。
いつも通りに仕事をして、いつも通りに同僚達と笑って。
先輩や上司からは、変わらずに激も飛ばされていたし。
大学時代の友人達とも遊んだり、飲み会でハメを外したり。
そして英大と変わらずにキスして、抱き締められて眠る日々。

