愛 離~求め続けたモノ~



好きだからこそ、別れなきゃいけない。



愛しているから、離れるべきだもの。




それを言わずに逃げる私を、どうか憎んで欲しい・・・





「なんで別れたの?」


「ごめん…、全部私が悪いの…。

ゴメンね…、最低なコトしちゃって・・・」


出したブラックコーヒーを一口飲むと、冷静な様子で尋ねられて。



だけど私は申し訳なさから、俯き加減で言葉に詰まってしまう。




友達の弟くんに手を出したクセに、一方的にフルなんて最低だ。



英大を好きになった時、別れないって覚悟してたのに。




まさか私から、別れを告げるなんてね・・・