時計仕掛けの宝石箱

それに反応して、ルシャアナが厳しい視線を送った。

「‥まだ分かりませんか?」

「助けに入らなかった事‥じゃあないんだよな?」

「当然です。

大体、あんな雑魚一匹相手で助けに入ったりしたら、殴られるでは済まないでしょう」

「‥あ」

そこでラディオルは初めて気付いた。



雑魚なのに助けに入る‥それはエディリーンを軽んじてると捉えられる。



じゃあ何で、と顔に書き記したラディオルを見て、トーマはガックリと肩を落とす。

「もう良いわ、トーマ。私が言う」

エディリーンはトーマの前に出て、ラディオルを見上げた。

「‥私が怒ったのは、貴方が三時間以上も遅刻したからよ」