時計仕掛けの宝石箱

闇の中から、少年の声が響いた。

「当然でしょう。この程度では、気配を消したとは言いません」

「だよなぁ?気付かなかったら、エディリーンが俺達<Jewel>のリーダーになんてなれないだろ?」

立て続けに女性と青年の声が鳴り響く。

声の位置から全員が窓際に佇んでいる事を、エディリーンは確認した。

「ずっと見ていたわね。アレが侵入してすぐに」

そう。彼らはエディリーンの一方的な戦闘を黙視していた。

そして、エディリーンもそれを知りながら黙認していたのだ。

無言で肯定した三人に向き直り、エディリーンは腕を組んだ。