時計仕掛けの宝石箱

「み‥蜜羽?!」

蜜羽の呼吸が止まってしまったのかと、慌てて蜜羽の顔に手を翳す。

思うように手が動かないが、それでも温かな吐息は感じ取れた。

気を失っただけか‥。

ほぅっと息を吐き、響也は力を無くした蜜羽の体を支え直そうとする。

だかぐったりした蜜羽の体は不安定で、中々上手く支えられない。

響也は少し考えて、蜜羽を抱き上げた。

小柄な蜜羽は、綿袋のように軽々としている。

世で言う<お姫様抱っこ>だが、この状況下で文句など付けられない。

響也自身も、別段どうとも思っていなかった。



‥そんな事より、これからどうするか。