水泡玉~先輩~



「はい…前に倒れたとき、助けてもらって…」

もしかしたら 先輩、憶えてないかもしれない
不安を抱えながらも口に出して伝えてみる


「あぁ!あの時か…」

そういって渡したものを受け取ってくれる。


「マジで心配したわ、あん時…
 なんか、自分でもよくわかんないけど…」

と少し照れくさそうに言う
先輩が…とても愛しかった。