水泡玉~先輩~





『なんでもないですよ!』


と明るく振舞って
これ以上私の気持ちに入ってこないでと願った


すると先輩は少し険しい顔になって


『ちょっと来て』


と私の腕を引っ張った


先輩?
どうして?
もしかして、気づかれてた?
そんなワケないよ
いつだってみんなは気づいてなかった
だから大丈夫、
先輩にだって分かるはずない


と心の中で思った