天使の夜

新しい彼女作っても、私怒らないからさ。


「悠君・・・」


でも、私のこと忘れないでね。


私も忘れない。


ずっと覚えてるから。


悠君の唇に、そっと触れた。


これで、ほんとにさよなら。


私、逝くね。


「悠君、大好き」


「結菜、愛してるよ・・・」


「やだ、もう」


最初で最後の愛してる。


「泣かせないでよ」


いっぱいの涙とともに、私は天国に旅立った。


「愛してる」の言葉を残して。




・・・END