全てのものが吸い込まれていく中
このマシーンロボも抵抗の術を持たなかった

たださっきの赤飯のような二台の車がモニターに映った

「撃つんだ、今しかチャンスはない」

全てが炸裂した
犯罪者たちはもう生きて居まい

僕はただ祈りながら
そしてせっかくめぐり合えたこの愛すべき仲間たちとの
別れを惜しむように
こういいながらゾーンのコントロール装置を十年前に戻した
「20年後の僕よ まぁ ぼくもいずれあんたみたいな格になれるよう
人生というレールの上で苦労してみるよ」

「それから モリタク 元の世界に戻ったら今みたいに気安く話しかけられないな
何だかそれを思うと寂しいよ
せっかく友達になれたのによ…」


僕は再び眩暈に襲われ再び意識を失った。