僕はそこに止めてある車を見て仰天した
「おっおにぎり…」

白と黒の三角形り乗り物
十年後の世界ではおにぎりそっくりな車が走っているのか

電気自動車
十年後は完全にエコ化が進んでいるらしい


あまりにも静かな車内
エンジンの音も全然しない

市街地に出るとびっくりした
あまりにも都市の緑化が進められている
静かに整然とした余り高くない大きなビル街が間隔を置いて建てられている
その車道と建物との間に2009年当時よりもっと立派な木々が
爽やかさを湛えて聳え立っている

歩道を歩いている人の少なさに
モリタクに質問してみると意外な答えが返ってきた

「都市の地下には自動歩道が都市中を網の目のように走っている」